歯磨きタイミングと頻度について

【犬や猫】歯磨きをするタイミングや頻度は?

毎日の歯磨きが理想!

毎日の歯磨きが理想!

顎の形状や歯並びや歯の形、そして口をゆすぐことがないことなどから、犬や猫は食事の後に口の中に食べカスがかなり残っています。そのため、歯周病を防ぐにはやはり毎食後に必ず歯を磨くように習慣付けることがベストです。

とは言え、犬や猫の歯を磨くにはそれなりの準備と時間が必要になるため、毎食後というのは難しい場合もあるでしょう。それならば、最低でも犬は2〜3日に一度、猫は1週間に一度は磨くようにしてください。犬は3〜5日、猫は1週間ほどで歯垢が歯石に変わってしまうからです。

そして1回の歯磨きに30分はかけてしっかり隅々まで磨くことが推奨されています。30分と言っても、人間のように磨き続けることは不可能なので、なだめたりすかしたりしながらタイミングを見計らって1本ずつしっかり磨いているとこのくらいはかかります。ダラダラと磨くのではなく、磨く速度は素早くそして丁寧に磨き残しのないよう、しっかりと行いましょう。

就寝前の歯磨きがベスト!

就寝前の歯磨きがベスト!

1日の中で歯磨きをするタイミングとして最も好ましいのは就寝前。とは言っても、犬や猫は昼間もよく寝ていたりしますのでなかなか難しいですが、それでも飼い主が眠る夜の時間帯はやはり寝ていますよね。そう考えると1日に1度だけ磨くなら、やはり家族みんなが眠りにつく前がいいでしょう。

というのは、寝ている間は唾液の量が減って細菌が繁殖しやすくなるからです。つまり食べカスが口の中にたくさん残った状態で長時間眠ると、細菌が一気に増殖して歯垢だらけになってしまいます。それを食い止めるためには、唾液が減る時間帯に食べカスを残しておかないこと。特に見えにくい臼歯や歯と歯の隙間には特に注意してしっかり磨いてあげましょう。

夜はどうしても時間が取れない、またはその時間帯は犬や猫も眠くなって歯を磨かせてくれないなど、寝る前に磨けない事情がある場合は、食後30分以内に磨くようにしましょう。

歯石になってしまう前に・・・

歯石になってしまう前に・・・

犬は最低でも2〜3日に一度、猫は1週間に1度は絶対に歯磨きをしてあげるべき、というのは歯垢が歯石になってしまうのを避けるためでしたが、歯石になってしまうと歯ブラシでは除去できないため病院で取ってもらうしかなく、歯石の除去は多くの場合全身麻酔になります。また、歯石を放置しておくとさらに歯垢が溜まりやすくなり、歯周病のリスクがぐんとアップしてしまうため、ひいては抜歯や歯肉切除といった大がかりな手術の必要性も出て来てしまいます。

また、歯周病が進行すると皮膚を突き破って膿みが出て来たり、内臓疾患を引き起こしたりと、犬や猫の体に大きな負担をかけることになるだけでなく、最悪の場合は治療できない病気になって寿命まで縮めてしまうことにもなりかねません。

つまり、歯磨きをするということはそうした悲しいシナリオが始まってしまわないようにするために飼い主が食い止めることができる最初で最後のチャンスなのです。犬や猫の歯磨きは飼い主側にとっても時間と労力と覚悟を要するものですが、それがペットの一生を左右することになることを肝に銘じて、しっかりと行ってあげたいですね。

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