犬や猫が歯周病になったら④もしかして人にうつるの!?
ペットから歯周病菌はうつる!
日本歯周病学会によると、歯周病の最大の原因は歯垢(プラーク)です。歯垢には700種以上の細菌が生息していると言われているので、ある特定の菌を歯周病菌と呼ぶということではなく複数の細菌が原因となって発症するのが歯周病であると言えますね。ただしこうした多くの細菌の中には、歯周病を引き起こしやすい菌やその進行を早める菌なども存在するようです。
そしてこのような歯周病の発症や進行の原因となる細菌は、人から人にうつるのと同様に、ペットから人、人からペット、あるいはペット同士でも感染します。
人からペットへ
まだ小さい犬や猫にご飯を与えるとき、お母さんが赤ちゃんにするようにかみ砕いたものをあげる飼い主さんもいるでしょう。しかしこれは歯周病の感染経路になってしまう可能性が高いようです。また、人間の食べ残しをペットに与えるのも同じ危険性があります。
ペットから人へ
ペットが愛情表現として飼い主の口を舐めたりしますよね。これもまたペットの歯周病菌が人へとうつってしまう原因になることがあります。
ペットからペットへ
多頭飼いをしている場合、複数のペットでご飯や水を与える容器や歯ブラシを共有していたりすると、それが媒介となって歯周病菌がうつってしまうことがあります。