歯周病って人にうつるの?
  1. 犬や猫が歯周病になったら④もしかして人にうつるの!?

犬や猫が歯周病になったら④もしかして人にうつるの!?

ペットから歯周病菌はうつる!

ペットから歯周病菌はうつる!

日本歯周病学会によると、歯周病の最大の原因は歯垢(プラーク)です。歯垢には700種以上の細菌が生息していると言われているので、ある特定の菌を歯周病菌と呼ぶということではなく複数の細菌が原因となって発症するのが歯周病であると言えますね。ただしこうした多くの細菌の中には、歯周病を引き起こしやすい菌やその進行を早める菌なども存在するようです。

そしてこのような歯周病の発症や進行の原因となる細菌は、人から人にうつるのと同様に、ペットから人、人からペット、あるいはペット同士でも感染します。

人からペットへ

まだ小さい犬や猫にご飯を与えるとき、お母さんが赤ちゃんにするようにかみ砕いたものをあげる飼い主さんもいるでしょう。しかしこれは歯周病の感染経路になってしまう可能性が高いようです。また、人間の食べ残しをペットに与えるのも同じ危険性があります。

ペットから人へ

ペットが愛情表現として飼い主の口を舐めたりしますよね。これもまたペットの歯周病菌が人へとうつってしまう原因になることがあります。

ペットからペットへ

多頭飼いをしている場合、複数のペットでご飯や水を与える容器や歯ブラシを共有していたりすると、それが媒介となって歯周病菌がうつってしまうことがあります。

歯周病菌を映さないための予防と対策

歯周病菌を映さないための予防と対策

人獣通感染症の1つである歯周病をうつしたりうつされたりすることを防ぐために、飼い主である私たちはそれぞれ以下のことに注意しなければなりません。

人からペットにうつさないために

・口移しで食べ物や飲み物をペットに与えない

・人間の食べ残しをペットに与えない

ペットから人にうつらないようにするために

・ペットが口元をなめるのをやめさせるようしつける

ペットからペットにうつらないようにするために

・食事や水の容器をペットごとにきちんと分ける

ただし、歯周病は例えばインフルエンザのように特定の菌に感染することで必ず発症するというわけではなく、口の中で菌が繁殖しないよう注意することで予防できます。日本歯周病学会によると、歯磨きが行き届いて歯垢が溜まっていない場合、仮に歯周病菌が侵入してきたとしても、菌がそこに棲みつくことができないため歯周病にはかかりません。

飼い主としては、犬や猫の愛情表現を制することはなかなか難しいですよね。また小さなお子さんがいる家庭では、ペットが子供の顔をなめたりすることもあるでしょう。そういった行為をすべて禁止するために神経質になりすぎるのもよくありません。上記の注意点を頭の隅に置いておきながら、ペットを含む家族全員が歯磨きを定期的に行うことをまずは心がけるといいですね。

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