歯周病治療法を知ろう
  1. 犬や猫が歯周病になったら②治療方法を知りましょう

犬や猫が歯周病になったらどんな治療をするの?

歯周病進行状況と治療内容

歯周病の治療は進行の度合いによっても異なりますが、具体的には以下のような処置が行われます。

  • スケーリング(超音波スケーラーで歯垢・歯石を除去する作業)
  • ルートプレーニング(スケーラーで歯周ポケット内の歯根面をなめらかにする作業)
  • キュレッタージ(強い炎症のある歯肉壁の組織を搔き出す作業)
  • ポリッシング(歯の表面を磨く作業)
  • 抜歯
  • 歯肉の切除
  • 歯肉形成術
  • 歯周組織再生療法(EMP法、GTR法など)

これらは私たち人間が歯周病になって歯医者さんで治療してもらう内容とあまり変わらないものですが、私たちはこうした処置を無麻酔または部分麻酔で行いますよね。でも動物は暴れることで適切に処置が行えず危険にもつながるため、多くの場合上記の処置はほとんどすべて全身麻酔下で行われます。

では、無麻酔下あるいは全身麻酔下で行われる歯周病治療について、それぞれ可能な治療内容やメリット、デメリットを見てみましょう。

無麻酔での治療

無麻酔での治療

犬や猫に麻酔をかけずに行える治療の代表的なものはスケーリングです。診察台の上で押さえた状態でスケーラーや銚子を使って歯垢や歯石を取っていきます。

無麻酔での治療のメリット
  • 犬や猫の体に麻酔による負担をかけずに済む
  • 歯垢や歯石を除去して口臭を軽減させることができる
無麻酔での治療のデメリット
  • 犬や猫の性格によっては難しい場合がある(噛んだり暴れたりする場合は不可)
  • 上顎のみの処置しかできない(下顎は難易度が高いため)
  • 歯の裏側や歯周ポケットは処置できない

上記のメリットやデメリットを見ても明らかですが、無麻酔下での治療は、犬や猫がおとなしい性格であること、歯周病の進行がまだ軽度であることなどが条件になってきます。ただし、老齢である、合併症を併発している、持病があるなどの理由により全身麻酔が困難な場合の代替処置として、無麻酔治療は是非研究を進めて欲しい手段の1つですね。

全身麻酔での治療

全身麻酔での治療

歯周病の治療として、全身麻酔下ではスケーリングやルートプレーニング、キュレッタージ、抜歯、歯肉の切除など、必要な処置をすべて行うことが可能になりますが、全身麻酔にはリスクが伴うため、事前に健康状態に関する検査が行われます。その上で全身麻酔下での治療を行う場合のメリット・デメリットについては以下の点が考えられます

全身麻酔での治療のメリット
  • 犬の性格に関係なく安全な処置が可能む
  • 上顎や下顎、奥歯、歯の裏側、歯周ポケットなど隅々まで歯垢・歯石の除去が可能
全身麻酔での治療のデメリット
  • 肝臓や腎臓、心臓の働きに何らかの障害がある場合、後遺症が残る可能性がある
  • 手術当日は朝から絶食絶水で丸一日かかるまたは入院が必要な場合がある

昨今の麻酔薬や麻酔装置の安全性は高まってきており、重大な障害を招くような全身麻酔のリスクは全体の1%未満と言われています。ただし老齢な犬猫や疾患を抱えている場合はリスクが高くなるため、獣医師と飼い主の間で処置の方法を相談することになります。

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